【1月4日 AFP】今年11月の米大統領選に向け、野党・共和党の候補者指名争いが3日、アイオワ(Iowa)州の党員集会で幕を開ける。

 同州の党員の約半数が誰に投票するかを決めかねている中、最有力候補のミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事(64)が、ロン・ポール(Ron Paul)下院議員とリック・サントラム(Rick Santorum)元上院議員との接戦を繰り広げると予想される。

 バラク・オバマ(Barack Obama)氏が「希望と変革」を掲げて歴史的な勝利を飾った2008年の大統領選から4年。経済の失速と失業率の低迷が、オバマ大統領の2期目の当選に暗い影を投げかけている。

 ロムニー氏は、デモイン(Des Moines)で行った党員集会のカウントダウンで、「オバマは去れ」「わたしはアメリカをよみがえらせる」と演説し、集まった支持者から喝采を浴びた。

 党員集会と投票は、同日午後7時(日本時間4日午前10時)に同州1774の投票区で一斉に行われる。(c)AFP/Olivier Knox