【12月22日 AFP】北朝鮮の朝鮮中央テレビは21日、急逝した金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記に哀悼の意を表して平壌(Pyongyang)にある総書記の銅像や肖像画の前に集まった国民は、これまでに、総人口の5分の1以上にあたる少なくとも500万人に上ったと報じた。

 同テレビは、雪が降りしきる市内の公園で、号泣しながら花輪を捧げる人たちの映像を放映した。

 一方、韓国の聯合(Yonhap)ニュースは同日、韓国高官の話として、金総書記の三男で後継者の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)氏が父親の死去発表の直前、全軍に初の命令を出していたと報じた。内容は、すべての軍事演習をやめて基地に戻れというもので、韓国高官は「正恩氏が軍を完全に掌握したことを示す疑う余地のない証拠だ」と話している。(c)AFP