【12月17日 AFP】ペルー政府は16日、米鉱山大手ニューモント(Newmont)が進める開発事業に対し、住民の抗議運動が激化している同国北部のカハマルカ(Cajamarca)州一帯に今月4日に発令した非常事態宣言を解除した。

 同州ではニューモントが、48億ドル(約3730億円)規模の露天採掘事業「コンガ・プロジェクト」を進めているが、地元では環境への悪影響を恐れる労働者たちのストライキが11日間続き、2か月間の予定で非常事態宣言が発令されていた。

 政府は住民らの抗議行動が収まっていることなどを解除の理由として挙げている。当局者によると、非常事態宣言によって中断していた開発に関する住民との話し合いが19日に再開される。(c)AFP

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