【12月14日 AFP】仏パリ(Paris)にある国連教育・科学・文化機関(ユネスコ、UNESCO)本部で13日、正式加盟したパレスチナの旗の掲揚式典が行われた。

 式典に出席したパレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は、ユネスコへの正式加盟はパレスチナが「国家」として初めて承認されたことを示す重要な事柄で、他の国際機関もユネスコの後に続くことを願うと述べた。

 パレスチナのユネスコ加盟に対しては米国とイスラエルが強硬に反対したが、パレスチナの外交的勝利となった。

 ユネスコへの正式加盟が、パレスチナの国連への正式加盟申請に影響することはない。国連に正式加盟する場合には、安全保障理事会の15か国中9か国の賛成票を必要とするが、常任理事国の米国が拒否権を発動する意志を明言している。(c)AFP