アフガン大統領「NATO軍撤退後も国際支援が必要」
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【12月6日 AFP】ドイツ西部ボン(Bonn)で5日、アフガニスタンの復興支援を協議する国際会議が開かれ、同国のハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領は、2014年の北大西洋条約機構(NATO)軍撤退後も国際社会の支援が必要だとの認識を示した。
各国・国際機関からの代表1000人あまりを前に、カルザイ大統領は腐敗の一掃と国内和解に取り組むと明言する一方で、NATO軍が撤退した後も、少なくとも10年は揺るぎない国際支援が必要だと訴えた。
だが、10年間も続くアフガニスタン国内の紛争終結の鍵を握る存在とされるパキスタンと、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は、両者とも会議から距離を置く姿勢を貫いており、復興に向けた進展へのかすかな希望は既にくじかれている。
アフガニスタンに駐留する米軍主導の国際部隊約14万人は14年末までに完全撤退する計画で、その後はアフガニスタン政府が国内治安を担うことになる。(c)AFP/ Deborah Cole
各国・国際機関からの代表1000人あまりを前に、カルザイ大統領は腐敗の一掃と国内和解に取り組むと明言する一方で、NATO軍が撤退した後も、少なくとも10年は揺るぎない国際支援が必要だと訴えた。
だが、10年間も続くアフガニスタン国内の紛争終結の鍵を握る存在とされるパキスタンと、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)は、両者とも会議から距離を置く姿勢を貫いており、復興に向けた進展へのかすかな希望は既にくじかれている。
アフガニスタンに駐留する米軍主導の国際部隊約14万人は14年末までに完全撤退する計画で、その後はアフガニスタン政府が国内治安を担うことになる。(c)AFP/ Deborah Cole