【12月6日 AFP】日本政府は5日、日韓併合時代(1910~1945年)に朝鮮半島から持ち込まれた朝鮮王朝の古文書1200冊を、6日に韓国へ返還すると発表した。

 10月に野田佳彦(Yoshihiko Noda)首相が訪韓し、李明博(Lee Myung Bak)大統領と会談した際に、先に5冊が引き渡されていた。外務省は、残る文書の返還が韓国との関係強化につながることに期待を表明した。

 これらの古文書は1392~1897年まで朝鮮半島を支配した王朝、李氏朝鮮(Joseon Dynasty)時代のもの。

 時事通信によると、日本政府は当初、2国間協定で期限となっている12月10日までに李大統領を招き、日本で1200冊を引き渡すことを提案していた。李大統領は17日に京都で野田首相と日韓首脳会談に臨むがそれ以前の来日は困難なため、政府は空輸で返還することにした。(c)AFP

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