【11月27日 AFP】イエメンのアブドラボ・マンスール・ハディ(Abdrabuh Mansur Hadi)副大統領は26日、30年間権力の座にあったアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領(69)を退陣させた権限移譲案に沿って、後任を選出する大統領選を来年2月21日に実施すると発表した。

 湾岸協力会議(Gulf Cooperation CouncilGCC)が仲介した権限移譲案にもとづいてサレハ大統領から権限を移譲されたハディ副大統領は、大統領令を出し、2013年に行われる予定だった大統領選挙を2012年2月21日に前倒しすると述べた。

「アラブの春」で退陣に追い込まれたアラブの指導者は、チュニジア、エジプト、リビアに続き4人目となる。(c)AFP