【11月23日 AFP】リビアのアブドルラヒム・キーブ(Abdel Rahim al-Kib)暫定首相は22日、暫定統治機関「国民評議会(National Transitional CouncilNTC)」の承認を受けた閣僚名簿を発表し、暫定政権が発足した。

 国防相には、19日に元最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男セイフイスラム(Seif al-Islam Kadhafi)氏を拘束した同国北西部ジンタン(Zintan)の反体制派を率いたオサマ・ジュワリ(Osama Juili)氏を起用した。
 
 また内務相には、反体制派の拠点となったリビア西部ミスラタ(Misrata)出身で、前月カダフィ大佐を拘束した反体制派部隊を率いたファウジ・アブデラル(Fawzi Abdelal)氏が起用された。
 
 首都トリポリ(Tripoli)で記者会見を開き、閣僚名簿を発表したキーブ暫定首相は、新政府はリビア全土を代表するものになったと述べた。

 NTCの報道官を兼任するアブドル・ハフィズ・ゴガ(Abdel Hafiz Ghoga)副議長は、新政権は暫定統治機関であるNTCの信任を得ていると述べた。(c)AFP