【11月5日 AFP】主要20か国・地域(G20)首脳会議(サミット)は4日、ギリシャに端を発した欧州債務危機がイタリアへ波及するのを回避するため、欧州に対策を促すことなどを盛り込んだ首脳宣言を採択し、閉幕した。米国や主要新興国からの圧力が高まる中、イタリアは、財政再建の状況について国際通貨基金(IMF)による監視を受け入れることに合意した。

 G20首脳は、IMFの資金基盤拡充の必要性で原則合意したものの、数字や工程などの具体策は先送りした。

 イタリア国債のリスクプレミアムは過去最高水準を更新。4日のユーロ圏株式市場の株価は下落した。ロンドン(London)株式市場のFTSE100種総合株価指数は0.33%安で終了。パリ(Paris)市場のCAC40種指数は2.25%安、フランクフルト(Frankfurt)市場のドイツ株式指数(DAX)は2.72%安でそれぞれ引けた。(c)AFP/Dave Clark