【10月28日 AFP】「アラブの春」に絡んだ初の選挙となったチュニジアの制憲議会選は27日、最終結果が発表され、イスラム政党「アンナハダ(Ennahda)」が得票率41.47%で圧勝した。

 アンナハダは217議席のうち90議席を獲得。2位と3位はいずれも左派政党で、「共和会議(CPR)」が得票率13.82%で30議席、エタカトル(Ettakatol)が得票率9.68%で21議席を獲得した。

 制憲議会は憲法改正や大統領の指名などを担う。アンナハダの連立交渉は、連立パートナー候補がすべて世俗派の左派であるため、難航が予想されるが、アンナハダのラシド・ガンヌーシ(Rached Ghannouchi)党首は「1か月以内に組閣を終えたい」と述べている。(c)AFP/Mariette le Roux