ギリシャ、緊縮策を採択 大規模抗議デモで1人死亡
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【10月21日 AFP】ギリシャ議会は20日夜、減税の大幅縮小や公共部門の数千人規模の一時解雇などを盛り込んだ緊縮策を採択した。
緊縮策は、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が80億ユーロ(約8500億円)の追加融資を行う上で前提条件とされていた。
一方、ゼネスト2日目の同日、採決が行われる首都アテネ(Athens)の国会議事堂前のシンタグマ広場(Syntagma Square)には約3万5000人のデモ参加者が集結し、一部が警官隊と衝突。1人が死亡した。
デモの主導権をめぐって労働組合側とデモ参加者が衝突し、火炎びんを投げ合う事態に発展する中、警官隊が催涙ガスを発射したという。
警察は50代の男性が病院で死亡したと発表したが、死因については触れなかった。国内メディアは男性がデモに巻き込まれて頭を負傷したと伝えたが、病院側は男性にけがはなく、搬送時には既に心肺停止状態だったと話している。(c)AFP/John Hadoulis
緊縮策は、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が80億ユーロ(約8500億円)の追加融資を行う上で前提条件とされていた。
一方、ゼネスト2日目の同日、採決が行われる首都アテネ(Athens)の国会議事堂前のシンタグマ広場(Syntagma Square)には約3万5000人のデモ参加者が集結し、一部が警官隊と衝突。1人が死亡した。
デモの主導権をめぐって労働組合側とデモ参加者が衝突し、火炎びんを投げ合う事態に発展する中、警官隊が催涙ガスを発射したという。
警察は50代の男性が病院で死亡したと発表したが、死因については触れなかった。国内メディアは男性がデモに巻き込まれて頭を負傷したと伝えたが、病院側は男性にけがはなく、搬送時には既に心肺停止状態だったと話している。(c)AFP/John Hadoulis