クリントン米国務長官、リビアを電撃訪問
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【10月19日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は18日、リビアの首都トリポリ(Tripoli)を電撃訪問し、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)政権を倒した反カダフィ勢力を称賛するとともに、民主化への移行を支援していくと明言した。
クリントン長官は国民評議会(National Transitional Council、NTC)のムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)議長らと会談し、「リビアは勝利した。この国の未来はあなた方にゆだねられている」と語った。米政府はリビアのイスラム教徒に協力できるのかとの質問には、「法の支配を尊重し、マイノリティーと女性の権利を尊重し、報道の自由を保障する民主主義への移行プロセスをわれわれは支援していく」と答えた。
また、「NATO(北大西洋条約機構)と多国籍軍はカダフィ大佐と過去にしがみつく人たちの脅威が去るまで、リビア国民を守り続ける」と強調した。
危険な武器が大量に出回っている危険性については、既に10数人の専門家をリビアに派遣して武器の回収と破壊に協力していると述べ、この作業への4000万ドル(約30億円)の拠出を議会に諮っていることを明らかにした。米政府は化学兵器の回収と破壊でリビア政府を支援することも検討しているという。
米閣僚がリビアを訪問するのは、2008年9月のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)前国務長官以降初めて。ライス前長官はかつての敵国リビアとの和解という新たなステージの中で、カダフィ大佐と会談した。(c)AFP/Lachlan Carmichael
クリントン長官は国民評議会(National Transitional Council、NTC)のムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)議長らと会談し、「リビアは勝利した。この国の未来はあなた方にゆだねられている」と語った。米政府はリビアのイスラム教徒に協力できるのかとの質問には、「法の支配を尊重し、マイノリティーと女性の権利を尊重し、報道の自由を保障する民主主義への移行プロセスをわれわれは支援していく」と答えた。
また、「NATO(北大西洋条約機構)と多国籍軍はカダフィ大佐と過去にしがみつく人たちの脅威が去るまで、リビア国民を守り続ける」と強調した。
危険な武器が大量に出回っている危険性については、既に10数人の専門家をリビアに派遣して武器の回収と破壊に協力していると述べ、この作業への4000万ドル(約30億円)の拠出を議会に諮っていることを明らかにした。米政府は化学兵器の回収と破壊でリビア政府を支援することも検討しているという。
米閣僚がリビアを訪問するのは、2008年9月のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)前国務長官以降初めて。ライス前長官はかつての敵国リビアとの和解という新たなステージの中で、カダフィ大佐と会談した。(c)AFP/Lachlan Carmichael