【9月29日 AFP】がんで闘病中のベネズエラのウゴ・チャベス（Hugo Chavez）大統領（57）が27日、腎不全のため首都カラカス（Caracas）の陸軍病院に緊急入院したと、米マイアミのスペイン語紙エル・ヌエボ・ヘラルド（El Nuevo Herald）が28日夜、報じた。

　同紙が情報筋の話として伝えたところによると、チャベス大統領は27日の朝に軍病院を訪れたが「極めて深刻な健康状態だった」ため、救急治療を受けたという。

　チャベス大統領は6月20日に悪性腫瘍の除去手術を受けたキューバで引き続き、がん治療を受けている。

　前週22日に4回目の治療を終えて帰国したが、翌23日朝に短い声明を発表しただけで、珍しくメディアを避け、200万人のフォロワーがいるマイクロブログのツイッター（Twitter）にも一切書き込みをしなかった。しかし、25日には国民へ向けて健康を強調する演説を行っていた。(c)AFP