【9月27日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は26日、パレスチナの国連加盟申請について第1回の協議を行った。この日の協議は40分程度で終了した。次回協議は28日に行われる。

 合意に至るには直接交渉しかないと主張してきた米国とイスラエルは、安保理の常任理事国と非常任理事国に対し、加盟決議案への反対または棄権を呼びかける積極的なロビー活動を展開している。

 米政府高官によると、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官は会合前、国連本部でレバノンのニジャブ・ミカティ(Nijab Mikati)首相と会談し、加盟決議案について協議した。レバノンは安保理の議長国で、パレスチナの国連加盟を支持してきた。

 一方、パレスチナ自治政府のリヤド・マンスール(Riyad Mansour)国連大使によると、パレスチナ側も非常任理事国であるボスニア、ガボン、ナイジェリアにハイレベルの使節団を送り、決議案への賛成を働きかけることにしている。(c)AFP

【関連記事】パレスチナが国連加盟申請書を提出