【9月23日 AFP】イエメンの首都サヌア(Sanaa)で依然、デモ隊と軍の衝突が続く中、反体制派による大統領府への砲撃で負傷し、治療のために3か月間、サウジアラビアに滞在していたアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領(69)が23日、帰国した。

 サレハ大統領の突然の帰国は国営テレビで発表された。空港関係者によると、朝5時にサヌアに空路で到着したという。

 イエメンでは1月から同大統領の辞任を求める大規模なデモが起こっている。サレハ大統領は6月3日の反対派による大統領府への砲撃で負傷し、翌4日にサウジアラビアのリヤド(Riyadh)の病院に入院した。(c)AFP/Hammoud Mounassar

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