パレスチナ国連加盟申請、米拒否権行使なら「緊張高まる」 中国紙
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【9月17日 AFP】中国の国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は16日、パレスチナが来週行うとみられる国連(UN)への加盟申請に米国が拒否権を行使すれば、中東の緊張が急速に高まると警告した。
イスラエルとの和平交渉が行き詰まる中、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は23日に国連への正式加盟を申請するとみられている。米国は加盟申請に強く反対している。
チャイナ・デーリー紙は「米国が世界の意見を無視して行動することを選択し、来週のパレスチナの国連加盟申請を阻止するならば、イスラエルが孤立の度を深めるだけでなく、地域の緊張はますます高まることになる」と指摘し、「国際社会の大半は、独立国家はパレスチナの不可分の権利だと考えている」と、この問題についての中国政府の公式な立場をそのまま繰り返した。
イスラエルの入植地建設をめぐる対立で、パレスチナとイスラエルとの直接対話が暗礁に乗り上げてから1年近くが経つ中、パレスチナは国連加盟申請を行おうとしている。
イスラエルはこの動きに反対しており、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、23日に国連で演説し、イスラエルの反対意見を表明すると述べている。
米国と欧州連合(EU)の代表団は現在、パレスチナとイスラエルの直接和平交渉の再開に向け、パレスチナとイスラエルの指導者らと会談を行っている。(c)AFP
イスラエルとの和平交渉が行き詰まる中、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長は23日に国連への正式加盟を申請するとみられている。米国は加盟申請に強く反対している。
チャイナ・デーリー紙は「米国が世界の意見を無視して行動することを選択し、来週のパレスチナの国連加盟申請を阻止するならば、イスラエルが孤立の度を深めるだけでなく、地域の緊張はますます高まることになる」と指摘し、「国際社会の大半は、独立国家はパレスチナの不可分の権利だと考えている」と、この問題についての中国政府の公式な立場をそのまま繰り返した。
イスラエルの入植地建設をめぐる対立で、パレスチナとイスラエルとの直接対話が暗礁に乗り上げてから1年近くが経つ中、パレスチナは国連加盟申請を行おうとしている。
イスラエルはこの動きに反対しており、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、23日に国連で演説し、イスラエルの反対意見を表明すると述べている。
米国と欧州連合(EU)の代表団は現在、パレスチナとイスラエルの直接和平交渉の再開に向け、パレスチナとイスラエルの指導者らと会談を行っている。(c)AFP