【8月1日 AFP】沖縄県・尖閣諸島(Senkaku Islands)の魚釣(Uotsuri)島から約60キロの東シナ海で7月31日午前、中国の海洋調査船「北斗(Beidou)」が航行しているのを海上保安庁の航空機が発見した。

 中国船は船尾から4本のワイヤのようなものを引きながら航行していたという。海上保安庁は、航空機と巡視船から、日本の排他的経済水域で許可なく海洋調査を行わないよう警告したが、中国船は無視して調査を続けた。

 海上保安庁によると、中国の調査船が尖閣諸島付近で発見されたのはことし初めて。尖閣諸島(中国名:釣魚島)近海は海洋資源が豊富で、日中のほか台湾も領有権を主張している。(c)AFP