【7月11日 AFP】ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は、旧ソビエト連邦崩壊にともなう混乱期のロシアに神が遣わした人物だ――。ロシア・チェチェン共和国のテレビ局は8日、ロシア大統領府高官のこんな見解を伝えた。

 報道によると、ウラジスラフ・スルコフ(Vladislav Surkov)大統領府第1副長官は、「正直なところ、プーチン氏は運命と全能者によって、困難に直面するロシアに遣わされた人物だと思っている」と語ったという。

 スルコフ氏は、現在はドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領のもとで副長官を務めているが、プーチン氏が2000年に大統領に就任する直前から大統領府に務め、プーチン氏の側近中の側近の1人とされている人物。

 プーチン首相はいまだロシアで最も人気のある政治家で、5月には同氏をキリスト教の使徒パウロの生まれ変わりだと信じる小さな女性グループがあると地元メディアが報じた。また、ポップソングでヒーローとなったり、ウオッカのブランドになったりもしている。(c)AFP