【7月9日 AFP】(一部更新、写真追加)アフリカのスーダン南部が9日午前0時、「南スーダン共和国」として分離独立した。

 首都ジュバ(Juba)では、花火が上がり、市中の道路は、祝福のクラクションを鳴らす車であふれかえった。人びとは新しい国旗を手に街を練り歩き、新しい国の誕生を祝った。

 ジュバの街頭には、独立の瞬間を待ちかまえて、大勢の群衆が主要な交差点などに集まり、AFP特派員によると耳をつんざくような騒ぎだった。カウントダウン用の時計には「ついに自由に」と書かれていた。

 時計の横に立っていた大学生のアンドリュー・ヌアーさん(27)は、独立を祝うためにエジプトのカイロ(Cairo)から帰国した。大騒ぎの車や踊る人びとを眺めながら、今の気持ちは言葉で表現しきれないと語った。「僕たちは長年戦ってきて、ようやくこの日が来た。これが、どれほど素晴らしい気持ちか、想像できないでしょう」(c)AFP/Peter Martell

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