【6月23日 AFP】韓国の情報機関、国家情報院(National Intelligence ServiceNIS)の元世勲(Won Sei-Hoon)院長は22日、国会の情報委員会(非公開)で、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記の後継者と目される三男の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)氏について、2009年11月のデノミ(通貨呼称単位の変更)の失敗を始めとする一連の失態により権威が失墜したと述べた。同席した与党議員が明らかにした。

 平壌(Pyongyang)に10万戸の住宅を建設する計画についても、これまでに500戸しか実現できていない。

 元氏は、正恩氏が自分への支持を取り戻すため、延坪島(Yeonpyeong island)砲撃事件のような軍事的冒険主義に訴えようとしているとの懸念も示したという。(c)AFP