英軍、SNS投稿からの情報漏えいに警告
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【6月16日 AFP】英国防省は15日、第2次世界大戦中に行っていた機密保持意識を高める啓蒙キャンペーンを復活させ、軍要員にインターネットのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を通じた情報漏洩に注意するよう警告した。
第2次大戦中の1940年代に展開されたポスターによる有名な啓蒙キャンペーンは、バスの中や電話ボックスといった日常的なシーンや、ヒトラーに似た人物が会話に耳をそばだてているイラストに「不注意な会話は命を奪う(Careless Talk Costs Lives)」というキャッチコピーが添えられていた。
同様のキャンペーンを立ち上げた21世紀の英国防省は、動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」を使い、軍務に就く人々に、自分や作戦に関する情報をSNSに書き込むのは危険だと警告している。そして現代版の「敵」は、黒い目出し帽をかぶり銃を持ったテロリスト、という設定だ。
啓蒙キャンペーンが復活したのは、兵士たちが自分がよく行く場所や住んでいる場所を書き込めば書き込んだ個人が危険にさらされ、また艦船や航空部隊の展開中の場所が分かってしまえば作戦の妨げになるという懸念があるからだ。
ユーチューブで公開されたキャンペーンビデオの1つは、アフガニスタンに駐留する息子から、自分が配属する前線作戦基地に要人が視察に来たというメッセージをフェイスブック(Facebook)を通じて受け取った母親が返信すると、次のシーンでは自宅でテロリストと一緒にお茶を飲んでいるというもので、ネット上の書き込みは誰が読んでいるか分からない、と注意を促す内容になっている。(c)AFP
【参考】YouTubeで公開された動画
第2次大戦中の1940年代に展開されたポスターによる有名な啓蒙キャンペーンは、バスの中や電話ボックスといった日常的なシーンや、ヒトラーに似た人物が会話に耳をそばだてているイラストに「不注意な会話は命を奪う(Careless Talk Costs Lives)」というキャッチコピーが添えられていた。
同様のキャンペーンを立ち上げた21世紀の英国防省は、動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」を使い、軍務に就く人々に、自分や作戦に関する情報をSNSに書き込むのは危険だと警告している。そして現代版の「敵」は、黒い目出し帽をかぶり銃を持ったテロリスト、という設定だ。
啓蒙キャンペーンが復活したのは、兵士たちが自分がよく行く場所や住んでいる場所を書き込めば書き込んだ個人が危険にさらされ、また艦船や航空部隊の展開中の場所が分かってしまえば作戦の妨げになるという懸念があるからだ。
ユーチューブで公開されたキャンペーンビデオの1つは、アフガニスタンに駐留する息子から、自分が配属する前線作戦基地に要人が視察に来たというメッセージをフェイスブック(Facebook)を通じて受け取った母親が返信すると、次のシーンでは自宅でテロリストと一緒にお茶を飲んでいるというもので、ネット上の書き込みは誰が読んでいるか分からない、と注意を促す内容になっている。(c)AFP
【参考】YouTubeで公開された動画