伊首相、もてもてアポロの絵画で自虐ジョーク
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【6月15日 AFP】イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相は13日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相との共同会見で、自身の豪邸で開催していたとされるエロチックなパーティーの名称、「ブンガブンガ」にちなんだジョークを飛ばした。
ベルルスコーニ首相はローマ(Rome)で行った会見で、背後の壁にかかっていた19世紀の画家アンドレア・アッピアーニ(Andrea Appiani)の作品『パルナッサス(Parnassus)』(1811)の複製画を指さし、「1811年のブンガブンガだね」と記者団に話した。絵には、竪琴を弾くローマ神話のアポロが9人の女神たちに囲まれている様子が描かれている。 ベルルスコーニ首相は、「自分を皮肉ることはいつだって大切なことだよ」と、にっこりほほ笑むことも忘れなかった。
首相は現在、17歳少女買春容疑と職権乱用容疑で係争中だ。買春のお相手とされる渦中のダンサー、「ハート泥棒のルビー」ことカリマ・エル・マフルーグ(Karima El Mahroug)さんは、聴取で、ミラノ(Milan)近郊の首相宅でのハーレム・パーティーについて語ったとされている。それによると、パーティーでは全裸の女性たちが首相を取り囲んで踊っており、首相は、パーティーを「ブンガブンガ」と呼んでいたという。(c)AFP 【関連記事】伊首相のハーレム・パーティー「ブンガブンガ」、渦中の女性が様子語る 伊紙