【6月14日 AFP】2012年の米大統領選で共和党の指名獲得を目指す候補者7人の討論会が13日、ニューハンプシャー(New Hampshire)州マンチェスター(Manchester)で行われた。討論会は米CNNテレビで生中継された。

 討論会に参加したのは、ニュート・ギングリッチ(Newt Gingrich)元下院議長、ミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事、ミシェル・バックマン(Michele Bachmann)下院議員、実業家で唯一のアフリカ系米国人のハーマン・ケイン(Herman Cain)氏、ロン・ポール(Ron Paul)下院議員、リック・サントラム(Rick Santorum)元上院議員、ティム・ポーレンティー(Tim Pawlenty)前ミネソタ(Minnesota)州知事の7人。草の根保守派運動「ティーパーティー(Tea Party)」が支持するバックマン氏は、今回の討論会で出馬を正式に表明した。

 各候補はバラク・オバマ(Barack Obama)大統領の経済政策などを厳しく批判。持論を展開し、全国の支持者に存在をアピールした。

 ギングリッチ氏は「現在、米国民1400万人が職を失っている。オバマ不景気を終わらせるために、われわれは新たな大統領が必要だ」と訴えた。バックマン氏がオバマ大統領は「1期限りの大統領だ!」と叫ぶと、会場からは拍手が巻き起こった。

 現在のところ、共和党候補指名争いではロムニー氏がトップを走っている。大統領選が行われるのは12年11月とまだ先だが、12年2月には指名獲得の行方を占う予備選がニューハンプシャー州で行われる。(c)AFP/Sebastian Smith