【5月25日 AFP】エジプトの検察当局は24日、民主化デモの拡大で2月に失脚したホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領を、デモ参加者の殺害を指示した罪で起訴したと発表した。

「1月25日に始まった平和的な民主化デモの参加者の一部を計画的に殺害した」罪で刑事訴追されたのは、ほかにも、ムバラク被告の長男アラア(Alaa Mubarak)、二男ガマル(Gamal Mubarak)、元側近の実業家フセイン・サレム(Hussein Salem)の3被告。

 司法相は今月、ムバラク氏が殺人罪で有罪になれば死刑が適用される可能性がある、と発言している。

 ムバラク被告と息子2人は、不正蓄財、職権乱用、公金横領などの罪でも起訴された。(c)AFP/Samer al-Atrush