イエメン野党勢力、湾岸協力会議の調停案に署名 反政府デモの混乱収束へ
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【5月22日 AFP】イエメンの野党勢力は21日、アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の権力移譲などを内容とする湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council、GCC)の調停案に署名した。
多くの野党勢力指導者は、22日に発表があるとして、調停案に署名した事実の確認を避けた。ある匿名の野党関係者は、複数の野党指導者が21日に湾岸協力会議のトップおよび米国、英国、EU、アラブ首長国連邦(UAE)の大使と面会したと述べた。
反政府デモは国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)を助けるクーデターだと野党勢力を非難していたサレハ大統領だが、国家のために調停案を受け入れると表明していた。サレハ大統領が率いる与党・国民全体会議(General People's Congress、GPC)の報道官は、サレハ大統領は22日に調停案に署名すると発表した。
調停案によればサレハ大統領は署名の30日後に副大統領に権限を移譲する。野党側から選ばれた首相が挙国一致内閣を組閣し、サレハ氏の辞任から60日後に大統領選挙が行われる。議会はサレハ氏とその側近を刑事免責する。
イエメンでは1月下旬から反体制デモが続き、活動家や医療関係者の報告を総合すると、これまでに治安部隊によるデモ鎮圧によって少なくとも80人が死亡した。
21日にも首都サヌア(Sanaa)の西にあるホデイダ(Hodeida)で反政府デモを行ったホデイラ大学(Hodeida University)の学生らが治安部隊と衝突し、目撃者と医療関係者によると、学生3人が銃で撃たれて死亡した。(c)AFP/Hammoud Mounassar
多くの野党勢力指導者は、22日に発表があるとして、調停案に署名した事実の確認を避けた。ある匿名の野党関係者は、複数の野党指導者が21日に湾岸協力会議のトップおよび米国、英国、EU、アラブ首長国連邦(UAE)の大使と面会したと述べた。
反政府デモは国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)を助けるクーデターだと野党勢力を非難していたサレハ大統領だが、国家のために調停案を受け入れると表明していた。サレハ大統領が率いる与党・国民全体会議(General People's Congress、GPC)の報道官は、サレハ大統領は22日に調停案に署名すると発表した。
調停案によればサレハ大統領は署名の30日後に副大統領に権限を移譲する。野党側から選ばれた首相が挙国一致内閣を組閣し、サレハ氏の辞任から60日後に大統領選挙が行われる。議会はサレハ氏とその側近を刑事免責する。
イエメンでは1月下旬から反体制デモが続き、活動家や医療関係者の報告を総合すると、これまでに治安部隊によるデモ鎮圧によって少なくとも80人が死亡した。
21日にも首都サヌア(Sanaa)の西にあるホデイダ(Hodeida)で反政府デモを行ったホデイラ大学(Hodeida University)の学生らが治安部隊と衝突し、目撃者と医療関係者によると、学生3人が銃で撃たれて死亡した。(c)AFP/Hammoud Mounassar