【5月19日 AFP】クウェート議会で18日、テロ容疑者の処遇をめぐってイスラム教シーア派とスンニ派の議員らが殴り合いの大げんかを繰り広げ、月末まで議会が休会となる騒動があった。

 クウェート国民議会ではこの日、キューバ・グアンタナモ(Guantanamo)米海軍基地の施設に収容されているクウェート人容疑者2人の釈放を米国が拒否していることについて議論していた。

 しかし議論が白熱するなか、1人のシーア派議員が容疑者2人を「アルカイダの戦闘員」と呼んだことに、スンニ派議員らが激高。「アルカイダについてではなく、グアンタナモ収容者についての議論だ」と反論し、シーア派2議員、スンニ派4議員を巻き込んだ大げんかに発展した。

 クウェートでは最近、シーア派とスンニ派の対立が激化しつつある。(c)AFP