台湾がWHOに正式抗議、「中国台湾省」の表記に対し
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【5月17日 AFP】台湾の邱文達(Chiu Wen-ta)衛生署長(衛生相)は16日、スイス・ジュネーブ(Geneva)の世界保健機関(WHO)本部を訪れ、同機関が内部文書で台湾を「中国台湾省」と表記していたことについて、マーガレット・チャン(Margaret Chan)WHO事務局長に宛てて正式に抗議文を提出した。台湾政府筋が17日、明らかにした。
抗議文は公開されていないが、台湾外交部の発表によると、邱衛生署長はWHOに対し「中国台湾省」という表記の使用を直ちに中止するよう要請した。在マニラ(Manila)のWHO西太平洋地域広報担当ピーター・コーディングレイ(Peter Cordingley)氏は、抗議文に関するコメントはできないと語った。
台湾は2009年、WHOの最高決定機関である年次総会、世界保健総会(World Health Assembly)には「中華台北」(Chinese Taipei)の国名で参加した。1971年に台湾が国連(UN)を脱退し、国連における中国代表権が中華人民共和国へ移って以来、国連が台湾をこうした会議に招いたのは初めてだった。
中国は台湾が独立国家として国際組織に参加したり、会議に出席したりすることに反対している。(c)AFP
抗議文は公開されていないが、台湾外交部の発表によると、邱衛生署長はWHOに対し「中国台湾省」という表記の使用を直ちに中止するよう要請した。在マニラ(Manila)のWHO西太平洋地域広報担当ピーター・コーディングレイ(Peter Cordingley)氏は、抗議文に関するコメントはできないと語った。
台湾は2009年、WHOの最高決定機関である年次総会、世界保健総会(World Health Assembly)には「中華台北」(Chinese Taipei)の国名で参加した。1971年に台湾が国連(UN)を脱退し、国連における中国代表権が中華人民共和国へ移って以来、国連が台湾をこうした会議に招いたのは初めてだった。
中国は台湾が独立国家として国際組織に参加したり、会議に出席したりすることに反対している。(c)AFP