【5月17日 AFP】2012年米大統領選、共和党予備選への立候補が取り沙汰されていた米不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(64)が16日、出馬しない意向を発表した。

 トランプ氏は声明で「熟慮を重ねた結果、大統領職を追求することはしないという決断を下した。ビジネスこそが私が最も情熱を注ぐものであり、民間部門から去る覚悟はできていない」と述べた。

 この数か月間、トランプ氏は公の場で大統領選への出馬をにおわせる発言を繰り返し、米政界周辺では取り合わない姿勢が濃厚だったが、一部の世論調査では好結果も出ていた。

 しかし最近では、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は外国生まれで大統領になる資格がないと攻撃するトランプ氏に対し、批判が高まっていた。(c)AFP

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