【4月26日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は、チェルノブイリ(Chernobyl)原発事故から25年となった26日、5月に開かれる主要8か国(G8)首脳会議(サミット)で、世界の原子力発電所の安全性強化案を提案するとの声明を発表した。

 声明によると、この提案は「原子力エネルギーを使う国々の責任を強化することに関する」もの。メドベージェフ大統領は、とりわけ、原発事故への対応の迅速さやその有効性に各国が責任を負うべきだとの考えを表明した。

 メドベージェフ大統領の案は、国際的な法的文書で明確な規則を定め、その順守を全ての国に義務づけるとともに、国際原子力機関(International Atomic Energy AgencyIAEA)などの国際機関に、各国に規則を実施させる責任を負わせるという内容になっている。(c)AFP