【4月18日 AFP】アフリカ最大の産油国ナイジェリアで16日、大統領選の投票が行われた。17日に発表された各選挙区の集計結果によると、現職のグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)氏の決選投票進出が有力な情勢だ。

 選挙では、数百万人の有権者が票を投じた。ナイジェリアでは選挙での不正行為が長年問題となってきたが、監視団体はこれまでのところ、問題はないとの見方を示している。ただ、ジョナサン氏の出身地である南部の複数選挙区で、同氏の得票率が極めて高いことに懸念が高まっている。

 ジョナサン氏の最有力対抗馬、ムハンマド・ブハリ(Muhammadu Buhari)元最高軍事評議会議長は北部の一部選挙区で大勝したが、ジョナサン氏の地盤では全く歯が立たなかった。

 ナイジェリアの憲法では、大統領選に勝利するためには、もっとも多い票を獲得するだけでなく、少なくとも3分の2の州および首都(アブジャ)で有効投票数の4分の1を獲得しなければならない。この条件が満たされない場合は、決選投票となる。(c)AFP/Susan Njanji