韓国軍、北朝鮮による原発爆破を想定した演習を実施
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【4月13日 AFP】韓国軍は13日、南東部沿岸の古里(Gori)原発で北朝鮮による攻撃から原発を守るという異例の演習を行った。韓国国防省によるとこの演習には兵士数百人のほか、警察の対テロリスト部隊、消防隊、政府関係者などが参加した。
演習は北朝鮮の工作員が原発の爆破を目的に侵入したという想定で行われた。古里原発には1978年に運転を開始した韓国で最も古い1基を含む4基があり、さらに4基の建設が進められている。
現在20基の原発がある韓国では原子力が電力需要の約35%をまかなっており、今後14年で12基を新設する計画になっている。
東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の事故を受け、韓国の全原発で安全検査が行われているなか、古里原発1号機は12日、電源系統の故障により運転を停止した。同原発を運営する韓国水力原子力(Korea Hydro and Nuclear Power、KHNP)は安全性に問題はなく、放射線も漏れていないとしている。
古里原発は2007年に設計寿命の30年を迎え、いったんは稼働が停止された。しかし2010年、安全機器の更新を条件に、政府から10年間の運転延長が認められた。環境活動家らは古里原発の停止を強く求めている。(c)AFP
演習は北朝鮮の工作員が原発の爆破を目的に侵入したという想定で行われた。古里原発には1978年に運転を開始した韓国で最も古い1基を含む4基があり、さらに4基の建設が進められている。
現在20基の原発がある韓国では原子力が電力需要の約35%をまかなっており、今後14年で12基を新設する計画になっている。
東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の事故を受け、韓国の全原発で安全検査が行われているなか、古里原発1号機は12日、電源系統の故障により運転を停止した。同原発を運営する韓国水力原子力(Korea Hydro and Nuclear Power、KHNP)は安全性に問題はなく、放射線も漏れていないとしている。
古里原発は2007年に設計寿命の30年を迎え、いったんは稼働が停止された。しかし2010年、安全機器の更新を条件に、政府から10年間の運転延長が認められた。環境活動家らは古里原発の停止を強く求めている。(c)AFP