【3月27日 AFP】セルビアのテレビ局は25日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相のセルビア訪問のニュースに「非友好的な」訪問という見出しをつけたスタッフ1人を解雇し、ほか複数を一時的に停職処分にしたと発表した。

 テレビ局RTVは23日午後5時のニュース番組で、セルビアのボリス・タディッチ(Boris Tadic)大統領とプーチン首相の会談について報道。画面に「友好(フレンドリー)関係を確認」と字幕を出すところを、「非友好的な(アンフレンドリー)関係を確認」と出してしまった。

 同局の統括マネージャーは、「見出しを書いた人物は解雇した。また、制作に責任のある編集長など複数の人物を、最終処分が決まるまで停職させることとする」と発表した。

 同氏はこれに先立ち、声明で「歴史的に友好的なセルビアとロシア間の関係をおとしめようとする行為だ。1文字の間違いはありえるが、2文字の間違いは計画的行動」と述べていた。

 会見でタディッチ大統領とプーチン首相は、将来的にも両国が最も友好的な関係を保つことで合意していた。(c)AFP