【3月8日 AFP】米保守派の急先鋒であるサラ・ペイリン(Sarah Palin)元アラスカ(Alaska)州知事の両親が、7日放送の英BBCの番組で、一家が殺害の脅迫を受けたことを明らかにした。

 アラスカ州ワシラ(Wasilla)の自宅で取材を受けたペイリン氏の父親チャック(Chuck Heath)さんは、米ペンシルベニア(Pennsylvania)州の男性が、購入した拳銃の写真および拳銃のレシートとアラスカ州アンカレジ(Anchorage)行き片道切符のコピーを送りつけてきたと話した。

「わたしたちは笑い飛ばしましたよ。接近禁止命令は出されましたがね。ところが先週、彼がアンカレジに姿を現したんです。幸いにもFBIが察知して彼を家に送り返しましたが」 

「サラばかりか一家全員が脅迫されています。わたしたちは毎晩、枕元に銃を置いて寝てますよ」 

 ペイリン氏の母親サリー(Sally Heath)さんは、娘への嫌がらせに対し不快感を示した。「彼らは何に不満なのでしょう。聞かせて欲しいわ。サラだって聞きたがってるはずよ」

 ペイリン氏については、2012年の大統領選挙の共和党候補に名乗りを上げるのではとの憶測が飛び交っている。これについて同氏は以前、BBCに対し、「バラク・オバマ(Barack Obama)大統領相手に戦うのはとてつもなく困難な仕事になりそう」と話している。(c)AFP