【3月8日 AFP】英BBCワールドサービス(BBC World Service)は7日、年に1度実施している世界各国のが与えた影響に関する調査結果を発表した。ネガティブな影響を与えている印象が最も強い国はイランとなっている。

 調査は27か国を対象に、2010年の出来事について、「ネガティブな影響を与えた」か「ポジティブな影響を与えたか」かを尋ねるもの。カナダの民間調査会社グローブスキャン(GlobeScan)と米メリーランド大(University of Maryland)が前年12月と今年2月4日、合計2万8619人に面接または電話での調査を実施した。調査時点では、エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領(当時)はまだ退陣していない。

「ネガティブな影響を与えた」という印象が最も強かった国はイランで、北朝鮮、パキスタンと続いた。イランのネガティブ度は前年から3%増の59%だった。

 逆に「ポジティブな影響を与えた」という回答が最も多かったのはドイツ。ポジティブ度が前年の40%から49%へ上昇し、国別で7位と大きく飛躍したのはブラジルで、新興国としてのパワーが認知されつつあることを裏付ける結果となった。前年サッカーW杯が開催された南アフリカも、ポジティブ度が前回の35%から42%へと上昇している。(c)AFP