【2月26日 AFP】イエメンの首都サヌア(Sanaa)で25日の金曜礼拝の後、アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の退陣を求める大規模な反政府デモが各地で行われ、南部アデン(Aden)ではデモ隊と治安部隊の衝突で26日までに4人が死亡、40人が負傷した。

 イエメン南部では、25日に始まったデモ隊と機動隊との衝突が夜まで続いた。医療関係者によると、衝突が最も激しかった港湾都市アデンでは、26日までに4人が死亡、40人が負傷した。

 目撃者によると、治安部隊が大通りのホテル前に座り込みをしたデモ隊に向けて発砲したという。デモ隊は、32年間権力の座にいるサレハ大統領の退陣を要求している。(c)AFP

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