【2月17日 AFP】フィリップ・クローリー(Philip Crowley)米国務次官補は16日、自身のツイッター(Twitter)で、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記に対し、もっと外の空気を吸うよう皮肉たっぷりに呼びかけた。総書記の次男、正哲(Kim Jong-Chol)氏がシンガポールでエリック・クラプトン(Eric Clapton)のコンサートを鑑賞したと報じられたことを受けてのものだ。

 韓国紙・朝鮮日報(Chosun Ilbo)は同日、14日にシンガポールのスタジアムで行われたクラプトンのコンサートで、黒いTシャツ、ズボン姿の正哲氏が熱狂的なファンの中に混じり、ノリノリで声援を送っていたと報じた。韓国の情報機関高官もこの事実を確認している。

 クローリー次官補は「金正日の息子がシンガポールでエリック・クラプトンのコンサートに行ったんだって?親愛なる指導者自身がもっと外に出れば、得るところがあると思うのに」とツイート。

「もちろん、金正日が国を開放することを妨げるものは何もない。そうすれば国民はクラプトンを楽しむこともできるし、食料も得られるようになるんじゃないかな」と、金総書記に「助言」した。(c)AFP