【2月15日 AFP】反政府デモにより辞任に追い込まれたエジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領について、駐米エジプト大使は14日、米NBCテレビに対し、前大統領の健康状態が悪化している可能性があると発言した。

 ムバラク氏については、脳卒中で倒れた、こん睡状態にあるなどと一部で報じられた。大使は、NBCの番組「トゥデー・ショー(Today Show)」で、「健康悪化の可能性を示す」いくつかの情報を個人レベルで入手したことを明らかにした。

 一方で、「十分な情報を得ているわけではないので、(病名について)不要な憶測はしたくない」と強調した。 
 
 エジプトでは近年、ムバラク氏の健康悪化説が根強い。同氏の健康状態は極秘事項とされ、健康悪化を記事に書きたてたジャーナリストが投獄される事件も起きていた。(c)AFP