【2月1日 AFP】前月28日に退院して自宅で治療を受けている南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領(92)を担当する医師団が、見舞客の多さに悲鳴を上げている。

 マンデラ氏は前月26日に急性呼吸器感染症で入院し、退院後はヨハネスブルク(Johannesburg)の自宅で医師団による24時間体制の治療を受けている。自宅には政府関係者など著名人の訪問がひきもきらない。

 医師団は31日、声明を発表。「見舞客の数に関して懸念を抱いている。医師は余計なプレッシャーや支障がない状態で仕事をすることが求められている」「今後も国民や世界の友人たちに対し、状況の推移を逐一説明していく」としている。

 関係者によると、退院後の容体は安定している。国内各地では連日のように、マンデラ氏の回復を願う祈とう集会が開かれている。(c)AFP

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