【1月29日 AFP】外務省は29日、大規模のデモ隊と治安部隊の衝突が続くエジプトへの渡航延期を勧告する「危険情報」を出した。

 外務省は、エジプトへの渡航や滞在を予定している人に対し、「どのような目的であれ」渡航を延期するよう勧めている。

 また、現在エジプトに滞在中の日本国民に向けても、事情が許す限り退避をするか、「やむを得ず外出する場合には単独行動を避け、国内の政府関係施設、宗教施設や大勢の人が集まっている場所には近づかないように」するよう求め、「デモや警戒中の治安部隊の写真撮影は絶対に行わないでください」と呼びかけた。

 都内でも同日、エジプトのホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)大統領の退陣を求める抗議デモが、エジプト大使館前で行われ、50人以上の在日エジプト人が集まった。(c)AFP


【関連記事】エジプトのデモで死者27人、大統領は続投を強調
【参考】外務省の「海外安全ホームページ」