【1月28日 AFP】18歳未満の少女の買春容疑で捜査を受けているイタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相に27日、新たに別の少女に対する買春疑惑が浮上した。検察が26日に議会に提出した追加報告書をメディアが報じた。

 伊ANSA通信が報じた報告書によると、1991年12月29日生まれのイリス・ベラルディ(Iris Berardi)さんは、まだ18歳未満だった2009年の11月と12月に、サルデーニャ(Sardinia)島にあるベルルスコーニ氏の私邸で催されたパーティーに出席した。検察資料によればベラルディさんは「名の知れた売春婦」だという。

 イタリアでは売春行為は合法だが、金銭と引き替えに18歳未満の少女と性行為をするのは違法。

 ベルルスコーニ首相は現在、通称「ルビー」と呼ばれるモロッコ人のカリマ・ケエック(Karima Keyek)さん(18)がまだ未成年だったときに買春した容疑で検察の捜査を受けており、新たな未成年買春疑惑はさらなる痛手だ。ルビーさんと首相はともに、性的な関係があったことを否定している。(c)AFP/Francoise Kadri