【1月18日 AFP】中国外務省の洪磊(Hong Lei)報道官は17日、北朝鮮への中国軍部隊駐留について中国と北朝鮮が協議中だとの報道を否定した。

 15日の韓国紙・朝鮮日報(Chosun Ilbo)は、韓国大統領府高官の話として、中国と北朝鮮が、北朝鮮の羅先(ラソン、Rason)に中国軍部隊を駐留させることについて詳細を協議していると報じていた。この報道について質問された洪報道官は17日、北朝鮮への軍部隊駐留計画は「存在しない」と述べた。

 中国の国営紙・環球時報(Global Times)も、中国軍が国外に駐留するのは国連の認める平和維持活動や災害復興支援などにわずかな場合に限られるという中国国防省高官の話を伝えた。

 中国軍部隊の北朝鮮駐留は、中国が朝鮮戦争休戦に関する国連(UN)の軍事休戦委員会(Military Armistice Commission)から撤退した1994年以来行われていない。(c)AFP

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