スーダン南部の分離独立問う「住民投票の準備は順調」、国連派遣団
このニュースをシェア
【1月7日 AFP】スーダン南部の分離独立を問う住民投票を3日後に控えた6日、国連スーダン派遣団(United Nations Mission to Sudan、UNMIS)のデービッド・グレスリー(David Gressly)団長は、投票の準備は順調に進んでいるとの見方を示した。
グレスリー団長は南部の首都ジュバ(Juba)で記者会見し、「1月9日午前8時に開く予定の投票所2638か所で、すべてが順調に進んでいるようだ」「スーダンが次の日曜に住民投票を行う準備ができるわけがないと思っていた多くの懐疑派たちが間違っていたことが証明された」と語った。
また、暴力的攻撃の発生レベルについて、20年にわたる南北内戦を終結させた2005年の包括和平合意以来最も低い状態にあり、住民投票に向けた最後の有権者登録と7日間にわたる投票に向け、好条件がそろっているとしている。
スーダン南部は依然として内戦からの復興過程にある。宗教、民族、イデオロギー、原油などの資源をめぐる対立から起こった内戦では、推定200万人が犠牲となった。
多くのアナリストは、南部が包括和平合意の柱である住民投票で分離を可決し、アフリカ最大の国家が2つに分裂するとみている。
なお、6日には、住民投票監視団の一員としてジミー・カーター(Jimmy Carter)元米大統領がスーダン入りし、「スーダン政府は、住民の決断を平和的に受け入れなければならない」と述べた。(c)AFP/Peter Martell
グレスリー団長は南部の首都ジュバ(Juba)で記者会見し、「1月9日午前8時に開く予定の投票所2638か所で、すべてが順調に進んでいるようだ」「スーダンが次の日曜に住民投票を行う準備ができるわけがないと思っていた多くの懐疑派たちが間違っていたことが証明された」と語った。
また、暴力的攻撃の発生レベルについて、20年にわたる南北内戦を終結させた2005年の包括和平合意以来最も低い状態にあり、住民投票に向けた最後の有権者登録と7日間にわたる投票に向け、好条件がそろっているとしている。
スーダン南部は依然として内戦からの復興過程にある。宗教、民族、イデオロギー、原油などの資源をめぐる対立から起こった内戦では、推定200万人が犠牲となった。
多くのアナリストは、南部が包括和平合意の柱である住民投票で分離を可決し、アフリカ最大の国家が2つに分裂するとみている。
なお、6日には、住民投票監視団の一員としてジミー・カーター(Jimmy Carter)元米大統領がスーダン入りし、「スーダン政府は、住民の決断を平和的に受け入れなければならない」と述べた。(c)AFP/Peter Martell