【12月14日 AFP】ウクライナの首都キエフ(Kiev)で13日、女性活動団体「FEMEN」が、新内閣に女性が1人もいないことに抗議する「放尿」パフォーマンスを行った。

「FEMEN」は、これまでにも大胆な抗議パフォーマンスを行ってきたが、今回は「男性のみで構成された内閣は、男性トイレと同じだ」との主張のもと、メンバー30人あまりが、困惑する警察官らを尻目に、股間にあてたペットボトルから黄色い水を振りまいた。

 また、「立ち小便は男の特権ではない」と書かれたプラカードを手に、新内閣に抗議した。

 ウクライナでは前週、ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領が内閣改造を実施したが、ミコラ・アザーロフ(Mykola Azarov)首相をはじめ、全閣僚は男性で占められており、今年初めに退陣したカリスマ的な女性政治家ユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相が率いた前政権との違いが際立っている。(c)AFP

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