【12月8日 AFP】イラン核問題をめぐる国連安保理常任理事国(米・英・仏・中・露)とドイツの6か国とイランの協議は7日、スイス・ジュネーブ(Geneva)での2日間の日程を終えた。意見の相違の溝は埋まらず、来月末トルコ・イスタンブール(Istanbul)で再協議することで合意した。

 欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表は、会見で、「核問題に関するわれわれの懸念の核心部分の解消に向け、実務的な方法と協力のあり方を協議するため」再協議することで合意したと発表した。

 だが、イランの核交渉責任者サイード・ジャリリ(Saeed Jalili)最高安全保障委員会(SNSC)事務局長は、「合意したのは協調に基づき協議を継続することだけ」と述べた。(c)AFP/Hui Min Neo