【11月22日 AFP】ミャンマー軍事政権が、同国の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)さん(65)の次男、キム・アリス(Kim Aris)氏(33)に対し、入国に必要な査証(ビザ)を発行した。スー・チーさんの弁護士ニャン・ウィン(Nyan Win)氏が22日、明らかにした。

 英国在住のアリス氏は、隣国タイのバンコク(Bangkok)で入国許可を待っていた。航空便が取れれば同日中にもミャンマー入りする予定で、13日に自宅軟禁を解かれたスー・チーさんがヤンゴン(Yangon)の空港で出迎える意向だという。

 スー・チーさんは軟禁中、電話もインターネットも使えず、外部との接触も制限されていた。息子のアリス氏とも10年ほど会っておらず、孫の顔もまだ見ていない。在バンコク英大使館によれば、スー・チーさんの軟禁が解かれた夜、アリス氏はスー・チーさんと電話で会話することができたという。(c)AFP