【11月11日 AFP】ミャンマーの最高裁は11日、国家防御法違反罪で禁固3年の有罪判決を受け、自宅軟禁下にある同国の民主化運動の指導者、アウン・サン・スー・チーさんによる再審理の申し立てを棄却した。

 一方、スー・チーさんの弁護団は、過去20年間のほとんどの期間にわたって続いた軟禁が、今週末の13日にとかれるとみている。弁護士のNyan Win氏は、自宅軟禁に対する訴えは単にスー・チーさんの無実を主張したもので、スー・チーさんの釈放の障害にはならないはずだとし、「無実の認定が釈放の日と重なるかどうかは重要ではない」と述べた。

 スー・チーさんが自宅軟禁されたまま行われた7日の総選挙では、批判が集まる中、軍事政権の翼賛政党が勝利を宣言した。

 スー・チーさんの息子、キム・アリス(Kim Aris)さんは、スー・チーさんが釈放される可能性に備えて、選挙前にタイに入国している。(c)AFP