【11月4日 AFP】姦通罪などで石打ち刑を宣告されたイラン人女性、サキネ・モハマディ・アシュティアニ(Sakineh Mohammadi-Ashtiani)死刑囚をめぐり、週内にも刑が執行されるとの観測が流れ、イラン当局は3日、執行については現在も検討中で同死刑囚は元気だと発表した。

 イラン司法当局は、同死刑囚は「北部タブリーズ(Tabriz)の拘置施設におり、健康状態は完璧」であり、刑の執行は「同地の裁判所で検討されている最中だ」と発表した。

 一方、イラン外務省報道官は同問題について、西側諸国が「恥知らずにも、犯罪と背信の問題を人権問題にすり変えようとしている」と非難した。 

 同死刑囚の刑の執行をめぐっては今週、亡命イラン人の人権活動家ミナ・アハディ(Mina Ahadi)氏が「3日にも執行される可能性がある」と発言したことから、西側諸国でイランを非難する声が高まっている。アハディ氏は、イラン最高裁の「数日以内~数週間以内に刑執行予定の受刑者」の名簿にアシュティアニさんの名前が載っていることを、イランのある情報筋から知らされたとしている。(c)AFP/Farhad Pouladi

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