【10月6日 AFP】インド空軍のプラディープ・ナイク(Pradeep Naik)参謀総長は4日、空軍兵器や装備の半数以上は旧式で、早急に近代化を進める必要があると語った。

 ナイク参謀総長によると、10年ほど前の資金不足により装備の近代化が遅れていたが、2014年から15年までに現有の戦闘機、輸送機、レーダー、各空軍防衛兵器などのうち半数を更新する。また、年内にもロシアと25億ドル(約2100億円)の第5世代のステルス戦闘機の売買契約を締結する見通しだ。

 その一方で、インドは米国と35億ドル(約3000億円)の空軍兵器売買契約に向けて協議を進めており、11月のバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領のインド訪問時に調印するとも報じられている。

 ナイク参謀総長は、インド空軍の規模は国境を接する中国の3分の1程度しかなく、インドが直面する安全保障上の脅威に対応するにはまったく不十分だと語った。(c)AFP