【10月3日 AFP】ロシアのテレビで1日、ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領とウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相が、ビジネスランチでミルクを手に乾杯する姿が放映された。

 映像では、プーチン首相がモスクワ(Moscow)郊外ゴルキ(Gorki)の大統領別邸で、メドベージェフ大統領に巨大なライ麦パン、それにミルクとケフィア(ヨーグルトに似た伝統食品)を勧めている。

 首相が「思いっきり食べよう」と言うと、メドベージェフ大統領は「(首相が)手ぶらで来なかったとは素晴らしい」と返答し、息のあったようすを見せた。そして2人は「あなたの健康に」と言ってミルクで乾杯した。

 プーチン首相はこの日の午前中、モスクワの農業関連産業の展示会を訪れていた。

 ボリス・エリツィン(Boris Yeltsin)元大統領は大酒飲みとして知られていたが、プーチン氏とメドベージェフ氏が公の場で酒をたしなむことはほとんどない。

 メドベージェフ大統領はこれまでに、アルコール依存症対策は国の優先課題だと述べている。また、政府はことし、アルコール濃度に関係なくすべての飲酒運転を禁止する法案を承認し、ウォッカの最低価格を設定した。(c)AFP

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