【9月15日 AFP】フランスのベルナール・クシュネル(Bernard Kouchner)外相は14日、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)の最高指導者ムハマド・オマル(Mohammad Omar)師がパキスタンに潜伏していることは誰もが知っている事実だと述べ、パキスタン政府に紛争の終結に向けてもっと協力してほしいと語った。

 クシュネル外相は仏議会の外交委員会に出席。アフガニスタンがパキスタンに和平交渉の協力を求めた理由を尋ねられ、こう答えた。

 外相はタリバンの潜伏先とされるカラチ(Karachi)とクエッタ(Quetta)を挙げ、「オマル師がいまカラチにいないのであれば、クエッタにいる。秘密事項でもなんでも無い」と語った。さらに「タリバンの指導者たちはパキスタンに隠れ家を与えられた」と述べた上で、「これは暴露ではない」と強調した。(c)AFP